こわい

こわい。こわいと感じる。何がこわいのかが分からない。ただ感情は沸き起こってくる。距離も取りたくなる。いいことなのかもしれない、とも言いたくはない。ただ、こわいのを克服したいのかと言えば、そうではない。こわいものはこわいから、それはそれでいい。こわいのがわるいとしてしまっても仕方のないこと。

こわいは人に対して感じること。助けてはくれない、ということ。そう感じる。

あれは特別で、特別だからなのか、助けてくれないと感じる。そのときに余計に絶望を感じる。逃げたいというより、避けたい。避けたいのは1人でドツボにハマる状況なのだけれど、引き起こすであろう人との関わりを避ける。それ自体はいい。自分をまもろうとしているだけだし。1人でドツボにはまるのであれば、ただただ大変になるだけだから。

もし、この自分が避けたいことをうまく避けられる別の方法があればアプローチというものは変わるのかもしれない。助けて、と言ってちゃんと助けて貰えたらいいけれど、そういう経験はほとんどないので、やはり身構えてしまう。自分の価値など認めてはくれないとも思う。付属するものには価値を見出してくれるかもしれない。そうすると、付属品に自分は絶対勝てないし、付属品を供給するだけの役割になる。それはもう人ではないので、気が滅入る。