いつも何かをしようとすると、恐怖がおそってくる。それはどこからくるのでもなく、自分の中から湧きおこってきて、日々の生活をどうでも良いものにしてしまう。
たとえば文章を書くとすると、頭で思っていることの10分の1も書けない。
「いやいや、それは当り前だよ」と言えるかもしれない。けれど、実際には頭で思っていることとまったく違うことを書いてしまうのだ。それって問題でしょ?
自分の中にいる自分と、外に出す自分がまったく違うものだとすると、自分という人間は2人いることになる。頭の中という抽象的世界を仮に設定して、そこは本当に仮の住まいであり、現実がすべての生活をすることもできる。
しかし、それでは現実が頭の中の世界にひっぱられる。正確に言うならば、頭の中の世界との不一致を描き出そうとする。仕事でミスをする、遅刻をする、好きな相手ほど過度に対応する、やりたくない仕事ばかりする、無駄とも思える時間の使い方をする。
これがどこから引き起こされるのか?何となく分かる気がするけれど、今でも時分は確信の周辺をうろついている状況でしかないような気がする。
明日には何が起こるのだろうか?