異国の土地で異国の食べ物を口にして、別の言語で響く会話をきき、自分の家でない場所で眠る。日常から離れた行為だ。
たまたまだけれど、自分の部屋のクローゼットの中にこもって眠ってみた。村上春樹が「ねじまき鳥クロニクル」で井戸をこちらの世界とあちらの世界をつなぐツールとして登場させた。それと同じような効果を期待してしまった。
護られた空間で何も考えずに意識を外していくとどこかすっきりした感覚がやってくる。
文章を書くとここら辺で方向感覚を失うけれど、ある意味でこれを繰り返しながら、少し早め進むことを目標としてみようと思う。